夢に新宿

夜中に目が覚めトイレへ行った際になぜか携帯をリビングに置きっぱなしにしてしまい、朝目が覚めても何時か確認できず、まあいいやと思って起きると6時だった。

身支度をしながらぼんやりと来週からは会社に行けそうかもという気分になり、会社に行くなら服が欲しいと思う。ZOZOTOWNのページを開くと色々なブランドの洋服がセールになっていてせっせとスクロールを続けるうちに酔ってしまう。

昼に食パンを2枚食べ、和室に横になるとそのまま眠ってしまった。夢を見たので書き出してみたけれど、詳細は思い出せずもう少し面白い夢だったんだけどなと思う。

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夢は基本的に起きるとすぐに忘れてしまうものだけど、現実も結構似たようなものなのではとベランダで煙草を吸いながら思った。忘れるまでの時間の長さは違うけれど、だんだん細かいことはおぼろげになり、でも記憶の輪郭だけが残り続けたりする。書き出した夢を読み返して、夢の中に新宿が現れるようになるくらい、東京に出てきてからの時間が経っていることに少し驚く。どしゃぶりはエアコンの稼働音、犬の鳴き声は近所の子どもが遊んでいる声が変換されたのだろうということがわかる。

先日テレビで見たサッカーの日本対韓国戦に後半から出場した宮市亮はすぐに相手チームの選手との接触により足を痛めて交代となった。昔から応援しているわけでもなく、最近は日本のクラブチームで活躍しているらしいことも知らないけれど、彼がとても怪我の多い選手だということは知っていて、さりげなくその後の情報を待っていた。発表された内容は靭帯損傷による手術が必要というものだった。

夕飯はよく食べるラーメン屋へ行く。店を出て腹ごなしがてら少し遠いセブンイレブンまで歩き、私は煙草とルイボスティーを買った。住宅街を、猫を探しながら歩いたけれど一匹も見かけない。帰宅するとマンションの階段に蝉がひそんでいた。

引き続き川上弘美の「某」を読み進めている。登場人物がしあわせになればなるほどこちらが不安になる小説を私は結構好きなんだなと気付く。こわくて早く続きが読みたい。

ベランダから星がよく見えて今日が新月だということを思い出す。