エリンギの是非

目覚まし通り7時に起床。常識的な時間に起きられた一週間だった。身支度を済ませてパソコンを起動する。

決算資料を作ったり横になったりを繰り返す。

夕方、図書館へ行く。18時の図書館に人はまばらで、自分の靴音がよく響く。小川洋子川上弘美か悩み、小川洋子の「不時着する流星たち」を借りた。もう一冊何か、と思ったけれどなかなか指が動かない。本屋のように平積みになっている本はなく、タイトルと背表紙だけで気になる本を見つけるのは結構むずかしい。ただで借りられると思っても、面白くない本は読みたくないという意識が働く。読んでみないと面白いか面白くないかはわからないのに。

夕飯にチルドの餃子を焼き、ねぎとエリンギの味噌汁を作る。エリンギはこの前野菜炒めを作ったときの残りが冷蔵庫にあったものを使う。そもそもエリンギは味噌汁として成立するのか、インターネットで調べるとあまり歓迎されている感じではなかった。皆口を揃えて「エリンギは炒めた方がずっと美味しい」と言っているので、ごま油で炒めてから水を加えてネギと一緒に煮ることにする。出来上がった味噌汁は不味くもなければ、エリンギの旨味が汁に染み出してとても美味しい!という感じでもなければ、エリンギが油を吸って香ばしい!という感じでもなく、これがおそらくインターネットの言う「炒めた方が美味しい」ということだろうなと思った。

借りてきた本を読む。夫は夫で自分の本を読んでいて、面白かった一編をいくつか音読してくれた。夫が読んでいる本は、ごく短い、見た夢の話をそのまま記したような、筋道があったりなかったりする奇譚集で、意味とか学びはまったくない。小説に意味も学びも求めていないので、面白く聞いた。