自律神経で作る音楽

自然と8時に起床。

フジロックの配信を再生して、昼食を作る。ねぎと干しえびの卵焼き、小松菜と油あげの味噌汁を作り、白米にしゃけフレークと枝豆を混ぜ込んだ。土井善治はなんでも味噌汁に入れたらええんですと言ったけれど、卵焼きも何を入れても結構おいしい。紅しょうがや三つ葉など、使いきりにくい食材はぜんぶ卵焼きに入れると持て余さなくて済む。

13時からのORANGE RANGEのステージを見ながら、夕方にジュラシックワールドの新作を観に映画館へ行ってみようかという話になりチケットを予約してもらった。

着なくなった服をユニクロの回収ボックスへ入れ、映画館のある町へ電車で移動する。本屋で文庫本を購入し、ミスタードーナツでドーナツを食べた。今度引っ越すときには近所にミスタードーナツがあることを条件のひとつにしたいと思う。

映画はとてもエンタメだった。

ポップコーンを半分ほど残す。

映画の感想などを話しながら喫煙所で煙草を吸った。喫煙所の数歩ほど外で煙草を吸う人たちが一定数いる。喫煙所の目の前までやってきて、どうして中までは入ってこないのか不思議に思い、夫と仮説を立ててみようとするけれど結構難しい。これは本人たちに聞いてみるしかなさそうだと思うけれど、そんなことは聞けない。

ポップコーンで膨れきった胃を抱えて、でもこの猛暑続きに夕飯をとらないのも体に良くないような気がして、スーパーでパックのとろろそばを買う。フジロックCorneliusを配信している。自律神経で作ったみたいな曲だな、とか、私だったらこの曲の終わりを見極められずに、はじめの一音を発したら最後、永遠に演奏し続けることになってしまいそうだな、とか、よくわからない感想がたくさん浮かぶステージだった。鑑賞の仕方としてはそれほど間違っていないと思う。

胃は変わらず膨らみきったまま、一度ふとんに横になってみると苦しさと気持ち悪さの主張が強すぎるので胃薬を飲んだ。喉がすーすーする。体は疲れ切っていたので、薬が効いてきたなと思うより先に眠りに落ちた。

夢に新宿

夜中に目が覚めトイレへ行った際になぜか携帯をリビングに置きっぱなしにしてしまい、朝目が覚めても何時か確認できず、まあいいやと思って起きると6時だった。

身支度をしながらぼんやりと来週からは会社に行けそうかもという気分になり、会社に行くなら服が欲しいと思う。ZOZOTOWNのページを開くと色々なブランドの洋服がセールになっていてせっせとスクロールを続けるうちに酔ってしまう。

昼に食パンを2枚食べ、和室に横になるとそのまま眠ってしまった。夢を見たので書き出してみたけれど、詳細は思い出せずもう少し面白い夢だったんだけどなと思う。

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夢は基本的に起きるとすぐに忘れてしまうものだけど、現実も結構似たようなものなのではとベランダで煙草を吸いながら思った。忘れるまでの時間の長さは違うけれど、だんだん細かいことはおぼろげになり、でも記憶の輪郭だけが残り続けたりする。書き出した夢を読み返して、夢の中に新宿が現れるようになるくらい、東京に出てきてからの時間が経っていることに少し驚く。どしゃぶりはエアコンの稼働音、犬の鳴き声は近所の子どもが遊んでいる声が変換されたのだろうということがわかる。

先日テレビで見たサッカーの日本対韓国戦に後半から出場した宮市亮はすぐに相手チームの選手との接触により足を痛めて交代となった。昔から応援しているわけでもなく、最近は日本のクラブチームで活躍しているらしいことも知らないけれど、彼がとても怪我の多い選手だということは知っていて、さりげなくその後の情報を待っていた。発表された内容は靭帯損傷による手術が必要というものだった。

夕飯はよく食べるラーメン屋へ行く。店を出て腹ごなしがてら少し遠いセブンイレブンまで歩き、私は煙草とルイボスティーを買った。住宅街を、猫を探しながら歩いたけれど一匹も見かけない。帰宅するとマンションの階段に蝉がひそんでいた。

引き続き川上弘美の「某」を読み進めている。登場人物がしあわせになればなるほどこちらが不安になる小説を私は結構好きなんだなと気付く。こわくて早く続きが読みたい。

ベランダから星がよく見えて今日が新月だということを思い出す。

人の背中にシールを貼らないこと

8時に起床。ごみを出しコーヒーを淹れて身支度をする。部屋着をとりあえず入れておく用のかごに、一度着たから入っているのか、たたむのが面倒でそこにとりあえず入れたのかもはや判断のつかない、ずいぶんほったらかしたままだった部屋着をまとめて洗濯する。干し終わるころ胃が気持ち悪く、薬を飲んで1時間ほどソファーで眠る。

昼食に食パンを2枚焼く。食パンからは何の栄養も感じられない。

マニキュアを塗り、使いづらいなあとずっと思っていた家計簿アプリを別のアプリへ変更した。ずっとって具体的にどれくらいだろうと思い記憶を遡ると、大体3年くらい経っていた。新しいアプリに口座やクレジットカードの連携設定をして、現金などを入力する。こういう下準備のようなことをするたびに、牧場物語というゲームのいちばんはじめに大きな石をたたいて割ったり、きりかぶを斧で割ったりして、荒れ放題な土地を地道に拓いていく時間を思い出す。

夕飯に麻婆豆腐を作る。夫が辛い麻婆豆腐が食べたいと言うので、レシピを調べてから買い物へ行く。醬は一通りあるので花椒を買い足す。作り方もレシピに忠実に、まずは花椒と鷹の爪をごま油で炒め、次に各醬、それからひき肉を入れてさらに豆腐、最後に片栗粉といった流れだった。いつだか私がどこかで覚えた作り方とは炒める順番などが違っていて、たまにレシピを確認して調理をすると突然上達したようなおいしい料理が出来ることがある。前回は親子丼がそうだった。夫は辛いものを食べても汗をかかないかしい。

食休みをしていると、「背中のシール、剥がしたの?」と夫に訊かれ、しばらく何のことをいっているのか分からなかった。炊事の前、食器を洗っている間に背中を触られた記憶と、私の背中を写真に撮っていたことを思い出してカメラロールを開くと、夫が箱で買っていつも飲んでいる炭酸水についてくるキャンペーンか何かの小さいシールが私の肩甲骨の真ん中に貼られている写真が保存されていた。夫はゲラゲラと笑うばかりで、腕を伸ばして何とか自分で剥がしてそのままごみ箱に捨てる。

最近は川上弘美の「某」を読んでいる。

先延ばし

腕が重たく昼まで眠る。顔を洗うのも身支度も、いちいちソファーに横になってからはじまるため時間がかかる。着替えを終えたのは夕方で、自分をだましだましスーパーへ行った。

汗がほんとうにひどく、自律神経は一体何をしているのだろう。自分の体にこんなに水分があることにも驚く。

食料品を買ったものの、夕飯は家にあったカップそばを食べた。今週はまだ一度も自炊をしていない。せめてシンクくらいは片付けようと思い、マグカップなどを洗う。炊事をしていないから、洗う鍋や皿がないので簡単に出来た。

ナショナルジオグラフィックのチャンネルで動物番組を見ながら食休みをして、リングフィットアドベンチャーを15分やる。今月中に1キロ落ちればいいなというくらいの目標。

今は小川洋子の「不時着する流星たち」を読んでいる。短編集で、残りは2話になった。図書館のホームページで会員登録を済ませて、次に読みたい本などをお気に入りに登録したいと思いつつ先延ばしにしている。

高級バナナ

目覚ましを6時半に設定し、その通りに起きる。体のだらしなさが極まり、昨日からリングフィットアドベンチャーを再開した。コンタクトレンズをしてゲームを起動し、15分プランクをしたりスクワットをしたりする。シャワーを浴びて化粧をし力尽きる。たたみに寝転がり、眠りが浅くなるとラジオから音楽や人の話し声が聞こえた。

午後からパソコンを起動すると、先輩から借入金のエクセルが送られてきて、このデータを更新して欲しいと言われる。とりあえずやってみたものの、わからない部分が多くて再び力尽きた。朝から体を動かしたせいで眠たいのか、雨のせいなのかわからない。

夕飯はスーパーでお弁当を買ってきてもらう。バナナを買ってきて欲しいと頼むと、いつも買う98円のバナナではなく、ちょっと高級なバナナを夫は買ってきた。

よく見える

二度寝、三度寝を繰り返して10時半頃に起床。

中華料理屋まで15分ほど歩き高菜炒飯とニラ水餃子を食べ、さらに10分ほど歩きスターバックスで桃のフラペチーノを飲む。陽が高く、日陰のない道を汗をかきながら歩いた。昨日の夜に歩いた川沿いへ向かい、産まれたてだったセミの、その後の抜け殻を見つけ、無事に飛んで行ったことを確かめた。昼はあたりがよく見えて、夜には気が付かなかった菜園のナスやトマト、何匹も出現するカナチョロ、桜の木にとまってじっとしているカメムシなどを見つける。つがいの鴨や、川をのぞき込む親子なども見た。見つけた何かに夢中なときだけ一瞬暑さを忘れられた。

帰宅してシャワーを浴び、浅く眠る。

義父からもらった一蘭の無料券を使って夕飯を食べる。あまりお腹が空いていなかったので、ちょうどいい量だった。

昼間見つけたセミの抜け殻を夫は持ち帰り、ホワイトボードに飾った。

世紀末に生き残るのは能登の人々

9時頃にもそもそと起床。

身支度を整えて、電車でひとつ隣の駅へ行く。夫が髪を切り終わるのを、駅前の喫茶店でほうじ茶ラテを飲んで待つ。隣の席の老人が読んでいる本のタイトルが見えたのでインターネットで調べると、海外の詩集だった。夫と合流し、蕎麦を食べる。配膳をする女性から香水の匂いがして、飲食店、それも蕎麦屋で働く人から匂いがするのは珍しいなと思っていたけれど、美容室終わりの夫の整髪料の匂いだった。

録画していたブラタモリ能登半島の回を見ながら夕飯にナポリタンを食べる。能登半島の棚田では今も多くの工程を手作業で行い米を収穫していて、塩も同様だった。世紀末に生き残るのは能登の人々だなと思う。

散歩に出て、羽化したばかりの青白いセミや野良猫、カンナの花などを見る。前の散歩のときに見たとうもろこし畑のとうもろこしの成長具合も確かめに行こうと思っていたのに、遠くの空がサーチライトに照らされ続けるのを見つけてそちらの方角に歩くのに夢中になりすっかり忘れてしまう。サーチライトが何だったのかは結局わからなかった。